この時期、気を付けなければいけないこと《ヒートショック》
今朝は、今季一番の寒さ?というくらい冷えましたね・・
自動車にも雪が5㎝くらい積もってました。
寒いといえば、気になるのがヒートショックについてです。
日本のほとんどの住宅は、リビングと廊下や水回り部分を比べると
約6~10℃の温度差があります。
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋、またはその逆というように
温度が急激に変化した際に血圧や脈拍が昇または下降して
心臓や血管に大きな負担をかけることです。
ヒートショックが最も起きやすいのは冬場のトイレや浴室と言われています。
浴室事故の70%は脳卒中などの循環器系障害によるもので、
• ヒートショックによりお亡くなりになる人 約17,000人/年
• 交通事故でお亡くなりになる人 約3,900人/年
なんと、ヒートショックで亡くなる人は交通事故死者の約4倍です!
つまり、道路上よりも家の中のお風呂の方が
4倍も危険だということです。
住宅内で温度差が出やすい場所
住宅内で温度差が出やすい場所は、以下のエリアです。
特に、肌を露出する「お風呂」や「トイレ」では注意が必要となります。
これらの場所を20℃程度の室温へと調整することで、血圧変動のリスクを
軽減する事が出来るとされています。
• 脱衣所
• 洗面所
• 浴室
• トイレ
• 廊下
• 玄関
ヒートショックを予防する2つの性能『断熱』と『気密』
様々な健康被害を引き出すヒートショックですが、
原因はどれも寒い家がもたらす「家の中の温度差」です。
家の中の温度差が激しい家とは、「断熱性能」と「気密性能」が悪い家のことです。
そうした住宅は家全体を暖めるために非常に大きなエネルギーを消費するので、
節約の為にリビングなどよく居る部屋だけを温めて
使われない部屋や廊下、浴室などは非常に寒い状態で放置されます。
こうして家の中で過度な温度差が生じヒートショックの起きる危険な環境が出来上がって
しまうのです。
家族の健康のためにも、こうした危険を回避するため住宅を考える際は、
「断熱性能」と「気密性能」の2つをしっかりとチェックしましょう(o^―^o)